記憶を強化する感情コントロール術

 

こんにちは!

 

りゅうのすけです!

 

 

あなたはなにを感じながら

勉強をしていますか?

 

すぐに回答するのは難しいかもしれませんね!

 

なにを考えながら勉強をしているのか

という質問であれば

「解法を身につけるため」

「要点を暗記するため」など

あらゆる答えが出てきそうです

 

 

しかし、

なにも感じないで勉強するのは

とっても勿体無いことをしているんです!!

 

また

無意識で感じるのと

意識的に感じるのでは

効果に大きな差が生じてきます

 


ここまで「感じる」

というワードを強調しているだけで

掴みどころのない話をしていますが

ここからしっかりと感じることが

及ぼす影響についてお伝えします!

 

そしてこの

感じるを意識的にコントロール

学習に用いることができた暁には

 

今まで苦労して覚えていた英単語が

無理なく記憶できるようになったり、

何度も何度も繰り返し復習をしなくても

しっかりと試験で

アウトプットできるようになります!

 

 

初めてのデート!

誰とどこへ行ったのか

そのときの服装はなんだったかなど

女性はその詳細まで覚えていると

聞いたことがありませんか?

 

もちろん男性も

誰とどこへ行ったかくらいは覚えているでしょう



人間は入力された99%を忘却するといいますが

「とても楽しかった思い出」

繰り返し復習しなくても

ずっと覚えているものです

 

楽しかった思い出だけではありません

辛い思い出

悲しい思い出

どんなに忘れたいと思っても

忘れられない思い出があると思います

 

 

つまり

記憶と情動は

深く関わっているのです



 

前述したように

実体験からも情動(感情)

記憶をより鮮明なものにすることは

わかっていただけたと思いますが

これは脳科学的にも証明されています

 

例えば

楽しいときや幸せなときに分泌される

幸福物質のドーパミン

さらに多幸感を感じたときに分泌される

脳内麻薬のエンドルフィン

恐怖や不安を抱いたときに分泌される

ノルアドレナリンアドレナリン

 

これらの物質はどれも

記憶を増強させる効果があることが

確認されています

 

楽しい出来事や幸せな出来事を

強烈に記憶することで

僕らは楽しく幸せに過ごすことができ

恐怖や不安な出来事を

強烈に記憶することで

危険から身を守ることができます

 


このように

情動を喚起する出来事に対する記憶を

「情動記憶」といいます

 

情動記憶

普通の記憶よりも圧倒的に記憶に残りやすく

繰り返し復習する必要がありません

 

 

僕ら学習者は

この情動記憶を逆手に取り

意識的に感情をコントロールすることができれば

情動の記憶増強作用を利用し

自然と記憶に深く刻むことができるのです

 


では、

意識的に感情をコントロールするとは

どうしたらいいのか

一つの例を挙げるとするのなら

「試験」です



定期試験、模試、英検、漢検

受験生は数ヶ月おきに試験がやってくる宿命

 

ただこの試験というのは

感情をコントロールする

最も簡単なイベントなのです

 

普段の授業とは異なり

異様な空間に包まれた教室で

みなが黙々と問題に取り組みます

 

この状況では

多かれ少なかれ誰もが軽い緊張をするでしょう

 

この緊張こそが

しっかりと情動記憶に作用しているのです




緊張が脳のパフォーマンスを高める

これは心理学において

「ヤーキーズ・ドットソンの法則」

で証明されています

 

しかしこの実験からわかるのは

適度な緊張が

脳のパフォーマンスを高めるということ

 

過度な緊張を感じた場合

皆さんも経験があるかもしれませんが

頭が真っ白になってしまいます

 

これでは脳のパフォーマンスを高めるどころか

学習能力を低下させてしまい逆効果です

 

つまり一例に過ぎませんが

軽い緊張、ストレス、プレッシャーなど

不快なものが多少あったほうが

情動記憶を刺激し

学習効率を高めることができるのです!

 

 

ここまで情動記憶についてお読みいただき

ありがとうございました

 

勉強したことを覚えようとするとき

僕はどうしても何回反復するか

インプットとアウトプットの

サイクルはどうしたら良いかなど

勉強術のようなものに囚われてしまいます

 

しかし

今回説明したように

感情を効果的に活用することで

これまでよりも楽に

そしてより鮮明に

記憶することができるようになります

 

初めは勉強しながら

自分の感情を意識的にコントロールするなんて

難しいように感じるかもしれませんが

回数を重ねるうちに

自然と軽いストレスや緊張を

感じながら取り組めるようになります

 

まずは例に挙げたような試験に向けて

少し先の目標を達成するつもりで

ストレスをかけながら

学習に取り組んでみてください

 

 

 


それでは。。